マインドフルネス瞑想療法士認定 第六回目の講座のご案内
マインドフルネス瞑想療法士認定 第六回講座のご案内
セッション6のポイント
セッション6 =「思考の特徴を知る」
『うつ・不安障害を治すマインドフルネス――ひとりでできる「自己洞察瞑想療法」』のp116-117の「第6セッション課題」
半年くらいで、かなり改善する人が多いですが、再発防止のために、自分の心理現象を徹底的に理解して、意志的行動、価値実現の反応パターンを習熟するために、さらに後半をトレーニングすることが推奨されます。
セッション6は、思考や本音についての洞察です。
これまでよく知らなかった「思考」「本音」のありさまが見えてくる人がいます。
新しい見方=「洞察」。
うつ病の人に多いのは、次のようなことにこれまで気づいていなかったが、マインドフルネスの自己洞察法を実践していると見えてきます。
支援者になろうとしているあなたにも、いくつか同じことがあるだろうと思います。
なんとよく思考が回転することか、
ストップできないほど意志力が弱い。
(C)思考内容は、過去の不満、近未来の予測、こうするという一人芝居。
不安症系の人は失敗を予測、回避・逃避。
(D)過去の想起、思考(あの人への不満、怒り,)が多い。
後悔、自己嫌悪も。それでうつ病になる。
(E)もし、大きな出来事が起こったら、つらい思考を渦巻かせて、ストップできないのではないかという自己のあやうさ。
(F)いや、自分は大丈夫、と思う人は、すぐれたマインドフルネス者になれないでしょう。自分にうぬぼれすぎています。多くの人の弱さに共感できないでしょうから。
(G)つらい思考を意志でストップできないと、衝動的行動でまぎらす。ふて寝、ひきこもり、アルコール、過食、買い物、リストカット、愛してもいない異性とつきあう、インターネット依存、ゲーム・・・。やがて、うつ病、依存症、・・、治らないと自殺も。ここには、本音がある。どの本音であるか確認する。そして、乗り越える訓練に移る。
(H)セッション7で「自分は創造的世界の創造的要素」であるという西田哲学のみかたを学習します。過去思考、未来予測思考は、外、社会を創造していない。もちろん、建設的行動のための思考なら世界創造の思考ですが。その場合は、それのためにすぐ意志的行動が伴う。
(I)思考には、数々の本音が動いている。どの本音があるかに気づく。本音があっても、衝動的思考、行動を抑制する方向へ。
マインドフルネス心理療法(SIMT)の基本的なアドバイスは、無意識状態で思考を長く回転させないこと。そのために、次のようにする訓練を。
◆思考に気づく習慣、
◆気づいたら、ストップすることを試す
(すぐにはできなくても、何か月かすればできるようになる。
心の健康な人はできる。そうしている。うつ病の人もそうなりたい。)
(宗教用語ですから、クライエントには言わなくていいですが、昔からある坐禅はそれを強調して、そうするように、指導してきました。「妄想することなかれ」がよく知られた禅の言葉です。=宗教用語、道元禅師の言葉)
うつ病の改善は、2,3カ月ではなく、10カ月の長期戦略です。)
◆ストップできない場合、
a) 呼吸法を並行して行う
b) 何かをじっと見る
c) 思考内容の背後にある本音を洞察する。
c) 建設的行動に移る(歩く、家事、仕事)
d) 何が自分の大切な「価値」か、検討する。そして価値実現の行動へ。
第六回の講座内容 (予定)
集合時間=9:20
開始時間=9:30 開始時間までに、受講準備をして着席をしてお待ちください。
あいさつ=9:30- 9:35
呼吸法&課題の取り組みに付いて=9:35-10:00(25分)
第1単元=10:00-11:00 (60分)
『支援の進め方と支援の倫理』
講師:マインドフルメイト 佐藤福男
休憩=11:00-11:10
第2単元 =11:10-12:30 (80分)
『うつ病・不安症などの支援戦略』
講師:マインドフルメイト 佐藤福男
休 憩(昼食)=12:30-13:50 (80分)
第3単元 =13:50-15:10 (80分)
『支援者の倫理』
講師:マインドフルネス総合研究所 大田健次郎氏
休 憩=15:10-15:20
第4単元=15:20-16:20 (60分)
今後の課題の取り組みについて
講師:マインドフルメイト 佐藤福男
呼吸法&課題の取り組みに付いて=16:20-16:50(30分)
まとめ=16:50-17:00
解 散=17:00